Recruitment

メンバー募集

大林研究室では、一緒にデータ科学を推進するメンバーを募集中です!
情報科学を背景とする学生のほか、ゲノム生物学、生態学、海洋生物学などの分野を学んできた学生も広く募集しています。
ご興味のある方は、大林までお気軽にお問い合わせください。

研究室の運営上、すでに在籍している学生・研究員が十分な研究機会を得られるように配慮しており、大学院入試に合格する前の 研究生としての受け入れは、原則として行っておりません。どうぞご了承ください。

研究室の写真

研究室の生活

大林研究室では、各自が自分のペースで研究を進めつつ、必要なときに互いに相談し合える環境づくりを心がけています。日々の主な活動は次のとおりです。

  • 一日の始まり:午前中(おおむね10時まで)に研究を始めることを基本としています。午前中に活動を始めることで、安定した生活リズムを保ちやすく、日中に他のメンバーと自然に交流する機会も増えます。
  • セミナー:毎週月曜日に、進捗報告(Progress Seminar)と論文紹介(Paper Introduction)を行っています。研究の進み具合を共有し、互いの研究内容を理解する機会としています。
  • Open Office:毎週金曜日には、各学生とPI(大林)が個別に研究の相談や議論を行うOpen Officeの時間を設けています。研究の方向性の確認や日常的な相談に利用されています。
  • 学生勉強会:学生主体の勉強会も行われています。2025年度は、前期に機械学習、後期に統計をテーマとしており、前期は木下-西研と山田研との研究室をまたいだ合同開催でした。
  • Study Session(初学者向け演習):情報科学やバイオインフォマティクスを初めて学ぶ学生を対象に、毎週火曜日にStudy Sessionを行っています。研究室に加わって最初の1年間は、この時間を活用して基礎的なスキルを身につけることができます。
  • デスク環境:研究を快適に楽しむためには、計算機との良い関係も欠かせません。学生それぞれのデスクには、電動昇降デスク、昇降式モニター、ビジネスチェアなどを備え、集中しやすく快適な環境を整えています。計算資源としては、個々の計算機、研究室内の計算サーバ、共同利用のスパコンを、用途に応じて使い分けています。


ロゴについて

研究室のロゴは、角ばった緑色の図形と丸みのある赤色の図形からできています。この図形は、もともと情報と生物の融合分野を表すものとして提案いただいたものだったのですが、 よく見ると、融合や調和というよりも、むしろせめぎ合っているようにも見えます。さらに、角ばった形と丸みのある形は、真核生物を二つのグループに分類した際のDiaphoretickes(植物・珪藻など) とAmorphea(動物・菌類など)のようにも見えてきて、ふと、以前テレビで偶然に聞いたフレーズ 「Life is interdependence(生命とは相互依存である)」 を思い出しました。
動物などの従属栄養生物が植物などの独立栄養生物に依存しているのは当然ですが、独立栄養生物もまた、分解を経て無機塩が環境に戻ることで、やがて別の独立栄養生物の一部となっていきます。 勝ち負けではなく、全体として成り立っているということが、なんとも心地よいのです。
海外出身のメンバーも多い当研究室は、とてもエネルギッシュです。それぞれがのびのびと活躍しながら、全体として楽しい研究室になることを願って、このロゴにたどり着きました。

大林研究室のロゴ

Thesis

2025

  • 氏名
    邊見 匠馬
    修士論文題目
    色素に焦点を当てた海洋性プランクトン動態のマルチモーダル解析
    要旨
    To Be Announced

2024

  • 氏名
    Namuunbayar GANCHIMEG
    卒業研究題目
    一分子シークエンサによるDNAメチル化解析の環境ゲノミクスと脳科学への応用可能性
    要旨
    DNAメチル化制御は疾患や環境適応と関係している。本研究では、海水およびマウス海馬組織を対象に、Nanoporeシーケンシングによるメチル化解析を行なった。環境メタゲノム解析では、Random Forestを用いたkmerの重み付けが、contig類似性の算出に有効であることを示した。マウス海馬の解析では、海馬機能に重要なBDNF遺伝子に着目し、メチル化がスプライシングと関係する可能性を見出した。